2011年12月6日火曜日

井戸端会議の場所、今と昔

昔まだ病院勤務をしていた時です。当時はまだ院内処方が多く、会計と併せて薬局窓口で沢山の患者さんが待っていらっしゃる光景が日常茶飯事でした。
よくこんな会話を調剤の合間に小耳にしたことです。

「最近、〇〇さん、ここで見かけんけど、具合悪いんかな。」←ちなみにココ病院です。

以前は年輩の方は負担割が軽かったこともあり、病院へ来るのを日課としていらっしゃる方多かったんですよね。最近は介護施設で聞かれているのではないでしょうか。
健康管理のための色んなリハビリが専門家のスケジュールと指導のもとに行われるとは本当に素敵な時代になったと思います。

先にお断りしておきますが、あまり詳しくはありません。
在宅支援への薬局の参加が以前から言われておりますが、まだまだ勉強不足の身のため勉強したいと思いますので、ブログを読まれたら是非ともご指導いただきたくとおもう次第です。

さてさて、今日いつもお世話になっています介護施設に入所しておられる方のご家族が
いつものお薬をもらいに薬局へいらっしゃいました。

その方はもともと独り暮らしで出歩くよりも家にいるのが好きなタイプでいらっしゃったようですが、少し認知症も出てきたので1年前に介護施設に入所されました。
当初はむくみも出ることが多く、皮膚疾患あり利尿剤も多々でていらっしゃいました。

介護施設ではそろっての食事や入所者同士のコミュニケーション、定期的なリハビリや
季節ごとのイベントなど目白押しだそうです。
最初は面倒だったことが、最近はすごく楽しみにされているとか。

1年経って、最近はむくみもなく、顔色も良くよくお話もされるとか。
認知症の症状も治まってきており、食欲もあるとのこと。会話もかなり流暢になさるそうです。最近は風邪薬等もなく、便秘のお薬程度しかありません。

まさに介護施設のリハビリや催し、食事等が心身共に健康へ働きかけたのではないでしょうか。(ただし個人差があります。)

すみれ薬局でお世話になっている介護施設へ寄ると、スタッフもケアに来られた方々もすごく血色がよくお元気です。私のほうが元気をもらうくらいです。
先日は「ごめんなさいね~。最近お薬が必要な方があまりいらっしゃらなくって・・・。」と
恐縮されたのですが、実はすごく嬉しいお言葉です。
健康な証拠ですから(^^)
必要になった時に寄っていただければいいんです。

デイケア等を含め、最初の一歩を踏み出すのは年齢を重ねれば重ねるほど難しいとよく言われますが、その一歩を踏み出すことで新たな健康をもたらすことができる機会が増えると思います。

時々「老人扱いされるので行きたくない。」等のお話をお伺いすることもありますが、
まずやってみてから。それから続けるかどうかを考える価値はすごくあると思います。

今日も〇〇介護の送迎車が薬局の前を通って行きます。
車の中は楽しい話で盛り上がっていることでしょう。

管理人

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