2011年12月9日金曜日

「おおごし」ってなあに??

「おお腰」になったんやぁ~。

福井で薬局開いて一番最初に、?????となった言葉。
患者さんの状態を見たら、、あ、これか・・・。とお察ししましたが。

急性腰痛(通称 ぎっくり腰)ですね。腰のねんざです。なんで「おおごし」なんだろう??
おおごとなことになったからかしらん??ま、それは良いとして。
今朝の越前市は初雪を迎えたのですが、早速「おお腰」の患者様が急増。
寒さと腰痛はとても関係あります。

急性腰痛(ぎっくり腰)が起こりやすい要因として
1、寒さ 2、急または無理な姿勢 3、長時間同じ姿勢を保つ 4、筋力等の低下
等があるようです。
そろそろ、年末大掃除や雪対策など、腰にはとても負担がかかる時期ですので
日常生活においてちょっと工夫をして「おお腰」に付け入られないようにしてください。

理学療法士 福田 裕子さんのブログにとてもわかりやすい注意点が載っています。
『年末大掃除で腰を痛めないための3か条 Vol.1』

ここまでは、予防の話。
じゃあ、なっちゃったらどうしましょう。

急性腰痛(ぎっくり腰)になった場合は
1、冷やす
2、無理にもみほぐさない
3、動ける範囲で動く     です。

あれ、なんか違う??と思う方もいらっしゃいますでしょうが。

1、2について。急性の場合、激しい炎症がおこっている状態なので、温めたりもみほぐすことによって、もっと症状が悪化することがあるためです。
投薬などにより炎症を抑えます。売薬ではアセトアミノフェンをお勧めします。
医科では各種消炎鎮痛剤がまず処方されます。また、効果が得られにくい場合には上記に合わせて筋弛緩剤が一緒に処方されることがあります。

注意点としては、アレルギー歴、ぜんそく歴がある方は必ず申告すること。
筋弛緩剤及び何種類かの消炎鎮痛剤には眠気等の副反応があるため、車の運転等に注意すること。
この手のお薬は胃腸障害を起こす確率が高いので、胃が弱い方は医師にその旨を必ず伝えること。
外用薬が出ることが多いですが、特に湿布による副反応は個人差が出やすいので、絶対に他人の物を使わないこと。

3について。初期症状が重い場合を除き、動かせる範囲の日常生活を行うほうが効果的です。
ただし、腰を曲げたり、ねじったり、長時間同じ体勢を取るのは控えめにはしましょう。

急性腰痛(ぎっくり腰)の場合は短期間でほとんど改善します。
医師の指示をしっかり聞いて落ち着いて対処しましょう。

また、再発を繰り返すことにより慢性腰痛に移行することもありますので
回復後は日常生活の注意点を守りしっかりと予防しましょう。
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『年末大掃除で腰を痛めないための3か条 Vol.1』 by理学療法士 福田裕子氏

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